航空大機、墜落

教官は、どうしていたのでしょう。

国土交通省に入った連絡によると、28日9時28分ごろ、帯広空港を離陸し訓練飛行中だった航空大学校帯広分校の小型機(ビーチクラフトA36型機)が遭難信号を発信し、消息を絶った。男性教官2人と男子学生2人の計4人が搭乗しており、同省などは遭難した可能性が高いとみて捜索していたところ、空港北西の芽室町付近で12時45分ごろ、顔や手にやけどを負った男性が発見された。男性は同大学校の学生(23歳)で、「フライト中にエンジン火災が発生し、機体が燃えた。山の方でぶつかった。1人で1時間半ほど沢を下りて来た」と話している。
自衛隊から同大学校には、空港から約30km西に離れた同町の美生ダム付近で小型機が見つかったと連絡が入ったという。
国土交通省に提出された飛行計画では、同機は9時11分、帯広空港を離陸して南西に向かい、中札内村上空を経由。日高山脈周辺で訓練飛行を行い、10時56分、同空港に戻る予定だった。帯広分校によると、同機は9時15分、訓練空域に入ったと連絡があったが、その後行方が分からなくなった。比較的低い高度で、道路など地上の目標に沿って訓練飛行していたという。
(2011年7月28日=asahi.com