住友商事、J:COMにTOB実施

筆頭株主は譲らない」ということのようです。J:COMの発行済株式数は6,939,508株、株主数は12,450名(2009年6月30日現在)。株主数が150人を切るとJASDAQ上場廃止基準に抵触するのですが、これだけいれば、大丈夫でしょう。

住友商事は2010年2月15日、ジュピターテレコムJ:COM)が発行する普通株式を対象とするTOBを実施することを同日開催の取締役会で決議したと発表した。買い付け価格は1株につき139,500円である。
住友商事は今回のTOBにおいて、875,834株を買い付け予定数の上限とする。住友商事が875,834株を追加で取得すると、住友商事J:COM株の保有割合(議決権ベース)は40%となる。買い付け予定数の下限は459,147株としている。459,147株を追加で取得する場合、住友商事J:COM株の保有割合(同)は34%である。公開買い付けは、2010年3月3日から2010年4月14日まで実施する。
これまで住友商事とLiberty Global, Inc.(LGI)グループとの共同持ち株会社J:COMの親会社だった。この共同持ち株会社は2010年2月18日に解散し、住友商事は同年2月18日をもって、J:COM株を27.41%直接保有する。一方、KDDIは2010年2月19日にLGIグループの保有する中間持株会社3社の持ち分すべてを取得する予定である。この結果、KDDIJ:COM株を議決権ベースで31.1%相当保有することになる。
(2010年2月15日=ITpro)