2006年版「交通安全白書」

政府は23日の閣議で2006年版の「交通安全白書」を決定した。2005年の鉄道事故による死傷者数は1,358人と前年の2倍超に増え、うち死者は58.5%増の474人。107人が死亡した尼崎JR脱線事故、5人が死亡したJR羽越線特急脱線転覆事故など重大事故が相次いだことが影響した。
交通事故の死者数は前年比487人減少して6,871人となり、1956年以来49年ぶりに6,000人台の低い水準。事故発生件数は933,828件で、2002年以来3年ぶりに前年を下回った。
交通事故による全死者数のうち歩行者の割合は30.7%、欧米諸国の10〜20%台と比べて高水準。政府は3月に策定した第八次交通安全基本計画で掲げた「2012年までに交通事故死者数を年5,000人以下にする」という目標達成のため、歩道の整備など歩行空間の確保を推進する考えだ。
(2006年5月23日=NIKKEI NET)

ということは、鉄道事故による死者は、299人が474人に増えたということになります。474人から2事故の死者を引くと362人ですが、このうち、300人位は、自殺者なんでしょうねぇ。今、採ろうとしている対策は、この辺には無力だったりして。