北陸新幹線飯山トンネル

大きく前進でしょうか。

飯山トンネル(22.2km)で23日午前、飯山市側の入り口部分の貫通式が行われた。貫通部を含む上倉工区(3.1km)は、横坑を掘って本坑の奥と入り口に向けて掘削してきたことから、今回の貫通で飯山市街への口が開いた。入り口から約2.8km地点では2003年9月、土砂流出事故が発生し、作業員3人が重軽傷を負っている。
飯山トンネルは、飯山市上倉と新潟県上越市板倉を結ぶ。鉄道の陸上トンネルとしては世界で3番目の長さで、6工区に分けて工事が進んでいる。
同工区は、砂岩の地層を掘り進む難工事が続き、2004年12月の完成予定が大幅に遅れている。同工区の貫通は本年度中、トンネル全体の貫通は来年の予定だ。
(2006年5月23日=信濃毎日)