将棋界の一番長い日〜A級順位戦最終局一斉対局日〜

昇級したばかりの佐藤天彦八段が勝って、名人挑戦を決めました。降級は郷田真隆王将と久保利明九段。
B級1組は、3月10日の最終局を残して稲葉陽八段と三浦弘行九段が昇級を決めています。降級は先崎学九段が決定。もう一人の降級は畠山鎮七段と村山慈明七段の争いです。
B級2組は、3月9日の最終局を残し、昇級枠2名に対して7勝2敗が5人という大混戦です。降級は豊川孝弘七段と高橋道雄九段が決まりましたが、他に危ない人が4人います。
C級1組は、3月1日の最終局を残して8勝1敗が3人、7勝2敗が2人という混戦です。浦野真彦八段の降級が決まりました。
C級2組は、3月3日の最終局を残し、昇級枠3名に対して8勝1敗が2人、7勝2敗が5人という大混戦です。田中魁秀九段が期の途中で引退。加藤一二三九段は2度目の降級点が確定。現役生活も来期限りになりそうです。
<2016年3月1日追記>
C級1組は、中村太地六段、斎藤慎太郎六段が昇級、大平武洋五段、神谷広志八段、浦野真彦八段が降級となりました。北島忠雄七段は9勝1敗の好成績にもかかわらず、頭ハネを喰らって昇級できませんでした。
<2016年3月3日追記>
C級2組は、宮本広志四段、青嶋未来四段、永瀬拓矢六段が昇級、小倉久史七段が降級となりました。青嶋未来四段は1期抜け。小倉久史七段(47歳)は、10年以内にC級2組に復帰できないと引退です。来期、降級点2で順位戦に臨むのは、村田智弘六段(34歳)、遠山雄亮五段(36歳)、岡崎洋六段(48歳)、藤原直哉七段(50歳)、森けい二九段(69歳)、加藤一二三九段(76歳)の6名。森けい二九段と加藤一二三九段は降級すると、即、引退となります。
<2016年3月9日追記>
B級2組は、5人いた7勝2敗のうち、糸谷哲郎八段 、飯島栄治七段、菅井竜也七段が勝ちました。この結果、糸谷哲郎八段 、飯島栄治七段が昇級、菅井竜也七段は頭ハネを食らって残留です。自力昇級の目があった阿部隆八段は澤田真吾六段に、糸谷哲郎八段または阿部隆八段負けた場合に勝てば昇級だった野月浩貴七段は戸辺誠六段に負けて残留。降級は、高橋道雄九段、豊川孝弘七段、安用寺孝功六段、杉本昌隆七段、島朗九段。