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岩手県などが出資する第三セクターIGRいわて銀河鉄道盛岡市)は13日、盛岡市で取締役会を開き、2012年度決算を承認した。2期連続の黒字で、02年の開業以来続いた累積赤字が解消された。
 当期の純利益は、過去最高だった前年度に次ぐ2億3473万円。当初見込みに比べ、旅客運賃収入が2237万円、広告などの収入が983万円増えたのに加え、人件費は1376万円、修繕経費は5633万円減った。
 同社の累積赤字は04年度にピークの4億4217万円に達したが、11年度から線路使用料収入が増加して大幅に改善、本年度は1億3138万円の黒字に転換した。
河北新報