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JR貨物は6日、JX日鉱日石エネルギー仙台製油所(仙台市宮城野区)で製造する石油製品の鉄道輸送を、7日に再開すると発表した。
 仙台港周辺からJR東北線陸前山王駅まで運行する仙台臨海鉄道仙台市)のうち、東日本大震災の影響で運休が続いていた仙台北港−仙台港間(1.2キロ)の運転が始まるため。
 同鉄道は他の支線を含む9.5キロの全線復旧となり、12日に仙台港駅構内で記念式典を行う。
 両社による当面の石油製品輸送は、仙台北港−盛岡貨物ターミナル間で1日2往復、仙台北港−郡山間で1往復する。JR貨物は昨年3月から続けてきた根岸(横浜市)−盛岡貨物ターミナル、郡山間の石油の代替輸送を6日出発分で終えた。
 震災で休止中のJR貨物石巻港仙石線陸前山下間(石巻市、1.5キロ)は、日本製紙石巻工場の生産回復に伴い、10月9日に運行を再開する。当面は1日3往復で、2往復は紙製品を輸送し、1往復は災害廃棄物(がれき)専用列車とする。


河北新報