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東海道・山陽新幹線の5年ぶりの新型車両となる「N700A」の営業用編成(16両)が21日、JR東海浜松工場(浜松市)で報道陣に公開された。

 現行の主力車両・N700系の改良版。側面に「Advanced(進んだ)」の頭文字「A」をデザインしたシンボルマークが入ったのが特徴だ=写真=。

 勾配やカーブが多い地形を先読みし、区間ごとに設定した最高速度を保って自動走行する機能を新幹線で初めて搭載し、安定性を向上させた。車内では、調光機能やLEDの採用などで照明電力を20%削減。シートのクッションには、100%リサイクル可能な素材を使用した。

 JR東海は、計660億円を投じて今年度6編成、来年度に7編成を整備。来年2月に本格デビューする。
(2012年8月21日 読売新聞)