鉄道の復旧

真岡鐡道(真岡〜茂木)、奥羽本線(山形〜新庄)と只見線会津若松西若松)が復旧しました。只見線会津鉄道からの乗り入れのみの運行。
八戸線(鮫〜階上)は24日に、磐越西線(郡山〜津川)は26日に、奥羽本線(新庄〜院内)は27日に、仙石線あおば通小鶴新田)と左沢線は28日に、東北本線(郡山〜本宮、仙台〜岩切)と只見線会津若松会津坂下)は3月中に、常磐線(土浦〜勝田)、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線(水戸〜新鉾田、大洋〜鹿島サッカースタジアム)、東北本線(岩沼〜仙台、岩切〜利府) 、仙山線(仙台〜愛子、山寺〜山形) 、奥羽本線(福島〜米沢)と陸羽西線は4月上旬に復旧見込み。磐越西線では、石油輸送列車の運転も予定されています。

JR貨物は23日、横浜と福島県郡山駅を結ぶ石油専用列車を25日から運行すると発表した。首都圏と郡山駅を結ぶ東北本線が一部不通なため、日本海側の新潟貨物ターミナル駅を経由して磐越西線を使い運ぶ。18日に首都圏から岩手県盛岡駅行きの石油専用列車の運行を始めており、新ルート確保で被災地向けにガソリンや軽油など石油類の燃料供給路が充実する。
磐越西線は一部急な勾配があるため、新ルートは2段階に分けて輸送する。まず石油類を積んだタンク貨車20両(約1,200kl)の貨物列車が根岸駅から新潟貨物ターミナル駅に向かう。同駅でタンク貨車を10両ずつに分け別の機関車につなぎ郡山駅へ向かう。郡山駅には出発翌日に到着する予定だ。
根岸〜新潟貨物ターミナル駅間は隔日、新潟貨物ターミナル駅郡山駅間は毎日運行。石油類は郡山駅近くのタンクに降ろされ、そこからタンクローリーでガソリンスタンドなどに運ばれる。
被災地では燃料不足が深刻化、石油類を早期に大量輸送できるルートの確保が課題になっていた。郡山駅までのルートを確保したことで、盛岡駅郡山駅という被災地の南北から石油類を供給できるようになる。
(2011年3月23日=nikkei.com)