いわき市で震度5強が2回

23日7時12分ごろ、福島県浜通り震源とする地震があり、同県いわき市で震度5強の揺れを観測した。震源はごく浅く、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.0と推定される。同36分にも、同市で震度5強を観測する地震が続いた。震源浜通りで深さは約10km、M5.8と推定される。
気象庁によると、いずれも東日本大震災の余震。本震があった11日以降、震度5強以上の余震は19日以来4日ぶりで5、6回目。
いずれも東北や関東を中心に震度5強〜1の揺れを記録した。二つの地震の間に、M5程度のほかの地震がさらに2回発生していたとみられ、同庁が分析を進めている。
今回の余震は、海域のプレート境界で発生した本震とは異なり、内陸の浅い地殻内で起きたもの。気象庁の横山博文・地震津波監視課長は「余震は本震でひずみができた浅い地殻内でも起きている。内陸だとM6程度で5強の揺れになることもある。海域のプレート境界で起きるM7程度の地震とともに警戒が必要」と話した。
(2011年3月23日=asahi.com