岩国飛行場、新滑走路供用開始

ANAが羽田便を飛ばすようです。

米軍岩国基地で29日、新滑走路(長さ2,440m、幅60m)の運用開始式があった。旧滑走路(同)から1km沖側を防衛省が埋め立て米軍に提供した。騒音軽減と市街地への墜落防止を求める市民の「悲願」と言われ続けたが、在日米軍再編に伴い厚木基地から移転する空母艦載機59機などの「受け皿」となる。2012年度に再開予定の民間空港としても使われる。
開始式で、ルース米駐日大使は「緊密な日米関係の目に見えるシンボル」とたたえた。
基地東側海面を約213ha埋め立てた。1997年6月着工、総事業費約1,600億円で2005年度の完成を見込んだが、2001年3月の芸予地震で埋め立て地の大規模な液状化現象が起き、総事業費は約2,500億円に膨らんだ。旧滑走路では、北側の工場群を避けるため、米軍機は離陸後、急激に右旋回し、エンジン噴射口を市街地に向けて爆音をまき散らしていた。
(2010年5月29日=毎日jp