藤沢里菜初段、デビュー

目先の1勝にこだわらず、勉強を続けてほしいものです。

史上最年少の囲碁棋士、小学6年の藤沢里菜初段(11歳)が24日、日本棋院で行われた第20期竜星戦予選Bに出場、公式戦初対局を行った。堀本満成二段(20歳)を相手に140手、先番中押しで敗れ、黒星デビュー。「少し悔しい。次は勝ちたい」と闘志をみせた。
攻撃的な打ち方で中盤までは互角に展開した。しかし手痛い見落としが敗因に。「途中からおかしくなった」と反省したが、堀本二段に「強かった」と冷や汗をかかせた。
父は一就八段、祖父は故藤沢秀行名誉棋聖という超サラブレッド。2月にプロ試験に合格し、小学生と棋士の二重生活を送りながら、囲碁道場で腕を磨く。「タイトルを取れるよう頑張りたい」と夢を語った。
(2010年5月25日=毎日jp