石田芳夫二十四世本因坊、通算1,000勝達成

キッチリ半目勝ちだったとか。コンピューターは健在です。

囲碁棋士石田芳夫九段(61歳)=二十四世本因坊秀芳=が20日、第59期王座戦予選で三王裕孝九段(69歳)に勝ち、プロ入り通算1,000勝(604敗)を達成した。日本棋院棋士では11人目となる。石田九段は61歳9カ月で、同棋院の集計によると、還暦を過ぎての1,000勝は、1992年に71歳11カ月で達成した坂田栄男九段(90歳)=二十三世本因坊栄寿、引退=に次いで2人目となる。
(2010年5月20日asahi.com

1,000勝を達成した11人は、以下のとおりです。林海峯名誉天元は、通算勝ち星を1,352まで伸ばしています。

棋士 対局数 持碁 無勝負 達成日
林海峯名誉天元 2,162 1,335 824 1 2 2009年4月現在
趙治勲二十五世本因坊 2,000 1,306 687 3 4 2008年8月11日
故・加藤正夫名誉王座 1,920 1,254 663 2 1 2004年12月30日
小林光一九段 1,800 1,200 598 2 0 2005年9月1日
大竹英雄名誉碁聖 1,770 1,100 664 5 1 2004年7月22日
羽根泰正九段 1,673 1,100 568 5 0 2008年6月19日
坂田栄男二十三世本因坊(引退) 1,683 1,032 641 10 0 2000年2月15日
武宮正樹九段 1,603 1,000 601 2 0 2006年2月9日
王立誠九段 1,587 1,025 560 1 1 2009年4月現在
山城宏九段 1,499 1,000 492 7 0 2008年7月7日
石田芳夫二十四世本因坊 1,604 1,000 604 0 0 2010年5月20日

900勝達成者は、他に7人います。依田紀基九段は昨年末で971勝483敗2持碁1無勝負ですから、今年度内の1,000勝達成は、確実と思われます。

棋士 達成日
工藤紀夫九段 2004年5月17日
小林覚九段 2006年12月21日
片岡聡九段 2007年4月20日
依田紀基九段 2007年6月2日
石井邦生九段 2008年7月7日
淡路修三九段 2009年7月9日
王銘エン九段 2010年2月25日

その後ろからは、山田規三生九段(通算768勝=2009年12月31日現在)、高尾紳路九段(通算724勝=2009年12月31日現在)、羽根直樹本因坊(通算717勝=2009年12月31日現在)、山下敬吾天元(通算707勝=2009年12月31日現在)、張栩棋聖・十段・王座・碁聖(通算700勝=2009年12月17日現在)といった面々が追いかけています。ちなみに井山裕太名人は、通算287勝(2009年12月17日現在)。