Irucaを健康保険証に

香川県高松市香川大学JR四国などが参加する「かがわSSCコンソーシアム」は高松琴平電気鉄道ICカードIruca」を健康保険証として活用する実証実験を4月から開始する。JR四国の社員が協力、高松市在住の国民健康保険の加入者の参加も募る。カードを鉄道、バスの料金決済に加えて、健康保険証として活用し、生活の利便性向上に向けた取り組みを強化する。
実験は医療や年金などの情報を一元化する「社会保障カード」の制度設計に向けた国の実証事業の一環として実施する。実験の参加者は、Irucaカードの機能が付いた専用カードの交付を受け、健康保険証として病院の診察手続きの際に提示。ICカード機能を利用して、診察代金の支払いもできる。
また、自宅のパソコンを使って、読み取り専用機にカードをかざすと、自身の検診情報や医療費情報、健康診断受診結果などを閲覧できる。
(2010年2月24日=NIKKEI NET)