アメリカン航空機、ジャマイカでオーバーラン

ジャマイカの首都キングストンにあるノーマン・マンリー国際空港で22日夜(日本時間23日午後)、米アメリカン航空ボーイング737(乗客乗員計154人)が着陸の際、滑走路をオーバーランして停止。米CNNテレビによると、91人が負傷した。
同機は米国の首都ワシントンからフロリダ州マイアミ経由でキングストンに到着したところだった。日本外務省によると、日本人乗客はなかったとみられ、同省が最終確認を急いでいる。
AP通信によると、乗客の多くはクリスマス休暇を故郷で過ごすジャマイカ人だった。機体は衝撃で、右側のエンジンや左側の主脚が損壊するなどした。
事故当時の空港付近の天候は暴風雨で、同機はオーバーランした後、砂浜に突っ込んで停止した。米航空当局は、悪天候下での着陸の判断が正しかったかどうか調査するとみられる。
(2009年12月23日=MSN産経)

<2009年12月24日追記>

事故から一夜明けた23日午後(日本時間24日午前)、事故機が報道陣に公開された。
事故機は前部と後部の2カ所が上部から折れているように亀裂が入り、右側のエンジンが外れ落ちるなど、着陸時のショックが大きかったことを物語っている。
同機はワシントン発マイアミ経由で、乗客148人と乗員6人が乗っていた。事故当時、キングストンでは激しい雨が降っていたという。
(2009年12月24日=MSN産経)