富山市、路面電車環状運転復活

富山市路面電車環状線が23日開業する。環状化路線の運行は37年ぶり。公共交通機関を活用した「コンパクトシティー」を掲げる市が、高齢化への対応や市街地活性化、環境問題への対応などを狙いに復活させた。
環状線は、JR富山駅と中心商店街を回る1周3.4kmの単線。既存の路線を、新設の約900mのレールでつないだ。反時計回りで約20分で運行する。
レールや環状線のために導入する新型車両「セントラム」など施設にかかる費用を市が負担し、富山地方鉄道が運行する「上下分離方式」で運営。総事業費は30億円。
(2009年12月24日=CHUNICHI Web)