B787初飛行

B777は、初飛行*1から運用開始*2まで1年弱だったのですが、今回はどうなるのでしょうか。2010年度内に運用開始できない悪寒が。(w

燃費効率を大幅に改善した「夢の旅客機」と期待を集めながら、完成が大幅に遅れている米航空大手ボーイングの次世代中型機「787」(通称ドリームライナー)が15日、初試験飛行に成功した。ボーイング社は今後さらにテストを重ね、来年第4四半期にローンチ・カスタマー(第1顧客)である全日本空輸への引き渡しをめざす。
同機は現地時間*315日10時すぎ、シアトル近郊のボーイング工場に隣接する空港から無事飛び立った。地上では関係者や報道陣など約25,000人が見守り、離陸の瞬間には大歓声がわき起こった。
787は、客席200〜300席クラス*4の中型機で、機体の約50%(重量比)に炭素複合材を使用することで大幅な軽量化に成功し、燃料費の高騰や環境問題に対応できるとして注目を集めている。
また、主翼部分は三菱重工業が担当、炭素複合材は東レが供給するなど日本企業も重要な役割を果たしている。
初飛行は当初2007年秋の予定だったが、部品の開発の遅れや従業員のストなどの影響で延期が重なり、同社は年内初飛行に向けて背水の陣を敷いていた。
(2009年12月16日=SankeiBiz

*1:1994年6月12日でした。

*2:1995年6月7日でした。キャリアはユナイテッド航空

*3:PST。UTC-8です。

*4:基本型が787-4。223座席(3クラス制)で航続距離8,500nm(15,700km)。短距離型が787-3。296座席(2クラス制)で航続距離3,500nm(6,500km)。この他、胴体を延長して259座席(3クラス制)とした787-9があります。