メキシコ海軍訓練帆船寄港

1890年(明治23年)9月16日夜半、串本沖で発生したオスマン帝国(現トルコ)軍艦エルトゥールル号の遭難は有名ですが、それより200年近く前にもこういう事件がありました。

「海洋の騎士」と呼ばれるメキシコ海軍の訓練帆船クアウテモック号(1,800t)が12日、千葉県御宿町沖に来航した。船員は、マストに勢ぞろいするパフォーマンスを行い、その後、上陸して同町主催の歓迎式に参加した。
今回の寄港は、1609年にメキシコに向かっていたスペイン船サン・フランシスコ号が御宿沖で遭難*1し、地元住民が船員を救助した出来事にちなむ400周年記念事業の一環。同町の住民らがメキシコ国旗を手に、船員らを出迎えた。
船員らは、同町のほか、当時の大多喜城主・本多忠朝が遭難者を手厚く保護した史実から城があった同県大多喜町も訪問し、12日夜、メキシコに向け出航する予定という。
(2009年6月12日=asahi.com

*1:9月30日未明の事だったそうです。