JR王子駅、汚水を石神井川へ

40年前の話だと、調査しても分からないでしょうね。

JR王子駅構内のトイレの汚水が浄化槽を経ずに駅近くを流れる石神井川に排水されていたとして、JR東日本は同駅の一部のトイレを使用中止とし、過去の下水工事の施工状況について調査を始めた。
東京都下水道局北部第2下水道事務所が今月2日、同駅付近の石神井川の下水道管改善工事に伴う排水口調査を実施したところ、汚水の流出を確認した。
連絡を受けた同社は王子駅南口改札内トイレから流れた可能性があるとして、5日に南口トイレの使用を取りやめ、10日から仮設トイレを設置。調べたところ、トイレの排水管は都の下水管につながり、この下水管から汚水が川へ流れていた。
工事があったのは1966年ごろで施工主体も不明だが、JR東日本東京支社広報は「汚水が流れていたのは事実で、地域住民の方に申し訳ない。今後、工事のあり方について調べを進める」と話している。
北区内をほぼ東西に流れる石神井川は同駅の下を通り、約1km下流の同区堀船で隅田川に合流する。区道路公園課によると、東京湾満潮時には隅田川水位も上がるため、石神井川下流は流れが停滞し、下水臭のひどい状態が10年以上前から続いていた。トイレ使用中止以降も改善されていないという。
(2009年3月17日=毎日jp