新型インフルエンザ流行に備えた乗車実験

これくらいなら、人を動員しなくても分かりそうなものですが。

新型インフルエンザの大流行に備え、国土交通省国土交通政策研究所が鉄道輸送実験を22日、東京都足立区にある東京メトロの検車区で行った。実験は、新型インフルエンザの感染者が見つかった場合、首都圏でどれぐらいの輸送力が確保できるかを試算するために行われた。
政府のガイドライン案によると、せきやくしゃみによる感染防止には、乗客同士の間隔を1.2m開ける必要がある。今回は実際の車両を初めて使い、マスクをした約20人の「乗客」が座る位置や立つ場所など様々な乗車パターンを確認した。
研究所によると、1日500万人が鉄道を使って都内に通勤や通学している。研究所がJR東海道本線(川崎〜品川間)をモデルに行った図面上の試算によると、平日、最も混雑する午前8時台に61,172人が乗車しているが、間隔を広げて乗せた場合、約2割の11,400人しか乗車できなかった。
(2008年12月22日=asahi.com