土佐電鉄と高知県交通が共通ICカード

土佐電気鉄道高知県交通は2008年度に共通ICカードを導入する。乗り換えを円滑にすることで利用拡大を目指す。「公共交通ICカード・エコポイント事業」として環境省の補助事業に採択された。公共交通の利用を促進、マイカーが排出するCO2の削減を目指している。
高知県中央部を運行する路面電車約60台、バス約200台が対象。利用に応じてポイントを発行し、たまったポイント分の利用料金を割り引く。希望すればポイントを森林整備など社会貢献に使えるようにする。総事業費は5億8000万円で環境省が一部を補助する。
同事業の実施により2006年度に比べCO2排出量を年間451t削減することを目指す方針だ。
(2007年12月28日=NIKKEI NET)