京葉線東京駅火災

4時18分頃、京葉線東京駅地下2階にある鍛冶橋変電所の配電盤付近がショートして架線への送電が自動的に遮断されるとともに、大量の電気が地下1階にある信号機器室に流れて火災が発生。駅構内の信号機も消えた。この影響で、京葉線は、始発直後から13時過ぎまで全線不通となった。
火災は、7時前にはほぼ鎮火したが、室内の消火装置から放出された消火用ガスが排出されるまで信号機器室内に入れない状況が続いた。
(2006年9月28日=asahi.com

<2006年9月29日追記>
今朝のニュースを見たら、焦げた痕のある転轍機と代用手信号で発車させている映像が流れていました。代用手信号を見るのは、久しぶりです。119番通報が遅れたことは、不適切でしたが、それで復旧が遅れたかのごとき報道は、ちょっと違っているんじゃないかと。機器室内の火災ですから放水できるわけもないし。消防は、何かいい道具(二酸化炭素消火器とか)を持って来てくれるのかな?
<2006年10月1日追記>
近くで高圧大電流を扱っている以上、落雷以外の事故についても考慮しておくべきだったでしょうね。

JR東日本は、漏電が起きた際の二次被害を防ぐため、地下やトンネル内の信号関連施設にも、高圧電流を絶縁する「耐雷トランス」や「避雷器」などを設置する方針を決めた。
同社によると、屋外にある信号関連施設は、落雷を想定して避雷器などが設置されている。これに対し、駅地下やトンネル内にある信号関連施設では、落雷や漏電などによる高圧電流の発生を想定した対策が十分ではなかったという。
今回は、ブレーカーの故障で漏電した高圧電流が近くの信号系統にそのまま流れ込み、信号機器室の配電盤の約6割を焼失した。
(2006年10月1日=Yomiuri On Line)