ハチが電車を停める

30日6時30分頃、JR和歌山線高田駅で、到着した王寺発奈良行きの上り普通電車(6両編成)の1両目と、停車中の同駅発王寺行き下り電車(同)の5、6両目に多数のハチが「乱入」。通報を受けた高田消防署員はJR社員とともに乗客やホームにいた通勤客ら数十人を避難誘導。JRではハチを駆除して、侵入していた車両を閉鎖したうえで、約10〜20分程度遅れて運行を再開した。
同駅では29日夜にも構内や車両内でハチが飛び回る騒ぎがあり、列車に遅れが出た。駆除に当たった専門業者の話ではハチはミツバチで、夜のうちに巣作りのために飛来したとみられる。ホーム下へ雨水を流す排水口に密集しており、排水管の中で約3,000匹を駆除。しかし約4,000匹が逃げたことから、30日夜にも再び戻ってくるおそれがあるとして、排水管内に殺虫剤を散布した。
2006年5月30日=Sankei Web)