史上最年少棋士

星一つリードしているとはいえ、順位が下なので、最終日は連勝しないと頭ハネを喰らうだろうなぁ」と思っていたのですが、追いかけるほうもこけちゃって、トップで通過。実力だけじゃなくて、運も持ち合わせているようです。

9月3日(土)に将棋会館で行われました第59回奨励会三段リーグ戦(2016年4月〜2016年9月)18・19回戦において、藤井聡太三段と大橋貴洸三段が四段昇段を決めました。最終成績は藤井三段13勝5敗、大橋三段12勝6敗の成績です。四段昇段日は2016年10月1日付となります。
藤井聡太三段の四段昇段年齢は、加藤一二三九段の14歳7ヶ月の記録を5ヶ月更新し、14歳2ヶ月で史上最年少プロ棋士誕生、また加藤一二三九段、谷川浩司九段、羽生善治三冠(王位・王座・棋聖)、渡辺明竜王に次ぐ5人目の中学生棋士となります。2002年生まれの21世紀棋士の誕生となりました。詳細はこちらをご覧ください。
次点は12勝6敗で、黒田尭之三段です。
(2016年9月3日=日本将棋連盟

4先輩のタイトル戦の成績は以下のとおりです。

加藤一二三九段=名人1期、十段3期、王位1期、棋王2期、王将1期の計8期(歴代9位タイ)。
谷川浩司九段=竜王4期、名人5期(十七世名人有資格者)、王位6期、王座1期、棋王3期、棋聖4期、王将4期の計27期(歴代4位)
羽生善治王位・王座・棋聖竜王6期、名人9期(十九世名人有資格者)、王位17期(永世王位有資格者)、王座23期(名誉王座有資格者)、棋王13期(永世棋王有資格者)、王将12期(永世王将有資格者)、棋聖15期(永世棋聖有資格者)の計95期(歴代1位)
渡辺明竜王棋王竜王10期(永世竜王有資格者)、王座1期、棋王4期、王将2期の計17期(歴代6位)

それ以外でタイトル獲得回数の多い人は以下のとおり。

大山康晴十五世名人・永世十段永世王位・永世棋聖永世王将=名人18期、九段6期、十段8期、王位12期、棋聖16期、王将20期の計80期(歴代2位)
中原誠十六世名人・永世十段永世王位名誉王座・永世棋聖=名人15期、十段11期、王位8期、王座6期、棋王1期、棋聖16期、王将7期の計64期(歴代3位)
米長邦雄永世棋聖=名人1期、十段2期、王位1期、棋王5期、棋聖7期、王将3期の計19期(歴代5位)
佐藤康光九段=竜王1期、名人2期、棋王2期、棋聖6期(永世棋聖有資格者)、王将2期の計13期(歴代7位)
森内俊之九段=竜王2期、名人8期(十八世名人有資格者)、棋王1期、王将1期の計12期(歴代8位)
木村義雄十四世名人=名人8期の計8期(歴代9位タイ)