JR北海道再生のための提言書(JR北海道再生推進会議)

提言書の目次は以下のとおりです。輸送密度が500人/km日にも満たない路線だけで、札沼線北海道医療大学新十津川間47.6km)、留萌本線(深川〜留萌間66.8km)、宗谷本線(名寄〜稚内間183.2km)、日高本線(苫小牧〜様似間146.5km)、根室本線(滝川〜上落合信号場間112.2km、釧路〜根室間135.4km)、石勝線(新夕張〜夕張間16.1km)、釧網本線東釧路〜網走間166.2km)とありますから、選択と集中は道民に厳しい現実を突きつけることになります。

  1. 要旨
  2. 本文
    1. はじめに
    2. 事実確認
    3. 問題認識
      1. 事業運営における「安全」の位置づけ
      2. 経営幹部の意識
      3. 安全に対する意識の問題
      4. 安全に対する対策の問題
      5. JR北海道の構造的な問題
    4. 提言
      1. 安全を最優先とする経営幹部の意識改革
        1. これまでの経営そのもののあり方が問題であったことを率直に認めること
        2. 経営トップが安全に対する価値観を明確に示すこと
        3. 経営幹部が「絶対に会社を再生させる」と強い覚悟を持ち会社再生を進めること
        4. 労働組合に対して真摯かつ経営責任を認識した対応を行うこと
      2. 安全に対する意識について
        1. 安全を意識した企業風土を構築すること
        2. 主体的に考える社員を育てること
        3. 処分についての考え方を改まること
      3. 安全に対する対策について
        1. 緊急的な安全対策を着実に実行すること
        2. 事故等の原因究明・再発防止策の検討体制を見直すこと
        3. 安全を最優先に投資・修繕を実施すること
        4. 新しい技術を取り入れること
        5. 現場の業務実施体制を確立すること
        6. 現場に対する円滑な指導体制を確立すること
        7. ミスをカバーするシステム化を進めること
        8. 他社に学ぶ姿勢を持つこと
        9. 働く社員の労働安全を確保すること
      4. 持続的な経営改革について
        1. 前提となる考え方
        2. JR北海道の構造的な問題への対応
        3. 事業範囲の「選択と集中」を進めること
        4. 道民・利用者に対して透明性のある経営を行うこと
        5. 国、自治体、地域の皆様にお願いしたいこと
        6. 総合的な交通ネットワークを検討する会議体の設置について
    5. 実施状況のモニタリング
    6. おわりに
  3. 別紙