8日午後5時24分ごろ、福岡空港で3人乗り小型プロペラ機が着陸しようとした際、宮崎行き日本エアコミューター3635便(ボンバルディアDHC8−402、乗員乗客75人)が管制官の指示で滑走路に入ったため、小型機が高度を上げ着陸をやり直した。けが人はなかった。着陸まで約1分と迫っていたため、国土交通省は事故に結びつきかねない重大なトラブルと認定。運輸安全委員会は9日、調査官3人を福岡空港へ派遣した。
国交省によると、小型機は徳島発の個人所有で、午後5時23分ごろに管制官から着陸許可を受けた。一方、管制官は同24分ごろ、離陸予定のエア機に滑走路に入り待機するよう指示。管制官は直後にミスに気付き、滑走路まで約1.8キロに迫った小型機に着陸のやり直しを指示した。
福岡空港では昨年5月にも同様の管制ミスがあった。運輸安全委は管制官らから事情を聴き原因を調べる。
(=毎日jp