ATSの車上子が落下
非常ブレーキがかかったことはよかったのですが、あんなものが落ちるようでは、他の部分は大丈夫なのか心配になります。
27日11時40分頃、JR日豊本線西小倉〜南小倉駅間を走行中の大分発博多行き特急「ソニック22号」(7両編成)で異常音がして非常ブレーキが作動し、緊急停止した。
運転士が点検したところ、先頭車両の床下に取り付けられていた自動列車停止装置(ATS)の送受信機(重さ約11kg)が外れ、約100m後方の線路上に落下していた。乗客約260人にけがはなく、約20分後に運行を再開した。
JR九州によると、落下したのは「車上子」と呼ばれる板状の装置(長さ41cm、幅38cm、厚さ1.5cm)。先頭車両と最後尾の車両に1個ずつ取り付けられ、カーブまでの距離など走行に関する情報を受信する。緊急信号を受ければ自動ブレーキがかかる。
(2011年7月27日=YOMIURI ONLINE)