東北、上越、長野、山形、秋田新幹線がシステム障害で運転中止

一部、報道で、運行管理と運転保安をごっちゃにしていました。それにしても原因は何?

17日8時20分頃、JR東日本の東北、上越、長野、山形、秋田新幹線で、運行を管理するシステムに障害が起き、同社は全線で運行を見合わせた。
9時38分に復旧したが、ダイヤは大幅に乱れ、ビジネス客らで駅は混乱した。11時30分現在で15本が運休、93本が最大2時間13分遅れ、約74,000人に影響が出た。
同社によると、障害が起きたのは、新幹線の運行をコンピューターで一括管理するシステム「COSMOS」。東京にある新幹線運行本部内のディスプレー計22台で、運行ダイヤを管理するデータの一部の表示が画面から一時的に消えるなどした。安全が確保できないため、同社では同社管内の全新幹線の運転をストップさせた。システムの動作確認作業をしたところ、画面の表示が正常に戻ったため、運転を再開した。
(2011年1月17日=YOMIURI ONLINE

JR東日本の運行する新幹線全線が17日午前、システム障害で一時運行を見合わせたトラブルで、関東運輸局は同日午後、同社に対し、早急な原因究明と再発防止を求める警告書を出した。
警告書では、15日に東北新幹線が電気設備の故障で運転を見合わせたトラブルについても、原因究明などを求めた。
(2011年1月17日=YOMIURI ONLINE

<2011年1月18日追記>
システムは設計通りだったようです。

JR東日本の全新幹線がシステム障害で止まったトラブルで、同社は18日、新幹線の運行管理システムの処理限界量を超えるダイヤ変更データが、自動入力されたことが原因と発表した。
同社によると、新幹線の運行を管理するシステム「COSMOS」は、トラブルなどで運行本部の係員がダイヤ変更を行うと、その後に運行される列車のダイヤについて自動計算で変更か所を表示する。表示は600件が上限という設定だった。
トラブルのあった17日朝、雪の影響で新白河、福島駅でポイントが切り替わらなくなり、運行本部は列車24本のダイヤを変更。その際、自動計算で変更されたダイヤが600件を超えてしまい、画面が消えるトラブルが発生したという。
(2011年1月18日=YOMIURI ONLINE