奇跡再び

ロシアにも素晴らしいパイロットがいたようです。

ロシアの航空会社の旅客機Tu-154が7日、機体トラブルのため北部コミ共和国の小さな空港に不時着、森に突っ込んだが、乗客乗員計81人全員が負傷もなく無事だったことが8日、分かった。
米国では昨年1月、USエアウェイズの旅客機がニューヨークのハドソン川に不時着、150人以上が全員無事に救出され「ハドソン川の奇跡」と呼ばれた。今回も乗客から「奇跡だ」と称賛の声が出ている。
ロシア通信によると、同機は東シベリア・サハ共和国からモスクワに向かう途中、高度約10,000mの上空で停電し、無線や誘導の機器が停止。操縦士らは手動で降下させたが、ポンプも止まってエンジンに送る燃料が足りなくなった。
操縦士らは、滑走路が短すぎるのを承知で近くの空港への着陸を決断。同機は細かな操縦調整ができないまま滑走路をオーバーランし、森の中を約200m進んでようやく止まったという。
詳しい事故原因は調査中。操縦士らは英雄扱いされ、褒賞も検討されているという。
(2010年9月9日=毎日jp