呉線不通

14日から不通になっているようです。

土砂崩れによるJR呉線の部分運休の影響が16日も、呉市などで続いた。市内の国道185号はマイカー通勤の増加などで朝夕に大渋滞。朝の市営バスは遅れが1時間以上の状態で、予想以上と受け止める通勤、通学者も多かった。沿線で臨時休校する学校も出た。
呉線は、豪雨のため竹原市吉名〜東広島市安芸津間など15カ所で土砂が線路を埋め、14日と15日は呉〜三原間で終日運休。16日も広〜三原間が運休し、全線復旧のめどは立っていない。
並行する国道185号は阿賀、広地区などで上下線が混雑。広署などによると、16日は7〜9時ごろ、休山トンネルを起点にして仁方地区まで約6km渋滞。15日は断続的な渋滞は安浦町安登地区までの約15kmに達したという。
イカー通勤の増加に加え、阿賀地区から警固屋地区に抜ける県道呉環状線など周辺の幹線道が通行止めになった影響もある。
市交通局によると、16日はJR広駅を7時前に出て、185号経由で呉駅に向かうバスが約1時間の遅れ。185号を使う別の3路線も8〜9時の上下40便が平均約1時間10分遅れた。
竹原市忠海高は8割の生徒が呉線で通学するため3日連続で臨時休校。呉市内の学校でも授業開始を遅らせるなどした。
(2010年7月17日=中国新聞

<2010年7月23日追記>

土砂崩れで不通になっているJR呉線竹原〜安浦間の復旧工事は23日も続いている。最大の土砂崩れのあった竹原市吉名町の浦尻トンネル東側では、高さ約20m、幅約70mにわたって崩れた土砂が線路を覆っている。重機が入らず、土砂の搬出はまだ手つかず。崩れたがけの上に建つ民家に崩壊が次第に迫っており、住民は「庭先まで崩れかけている。夜も眠れない」と不安を訴えていた。
(2010年7月23日=中国新聞

<2010年7月28日追記>

JR西日本広島支社は28日、大雨による土砂崩れの影響などで運行を見合わせているJR呉線の一部区間について、再開の見通しが立っていないことを明らかにした。
JRによると、呉線は吉名〜安芸津間の浦尻トンネル付近で約5,000tの土砂が崩れ、約75mにわたって線路を覆っている。現場に通じる道路が狭く、大型ダンプや重機が入れず、復旧作業に時間がかかっているという。
当面、広〜安浦間と三原〜竹原間で折り返し運転を行い、竹原〜安浦間は代行バスを運行する。
(2010年7月28日=中国新聞