機雷除去

まだ、残っているのですね。

六甲アイランド南約2.3kmの沖合で12日、神戸港で見つかった機雷の水中爆破処理が行われた。10時55分、「ドーン」という激しい爆発音とともに約80mの大きな水柱が上がった。神戸港での水中爆破処理は11年ぶり。
海上自衛隊阪神基地隊によると、機雷は5月29日、神戸中央航路の浚渫工事に伴う海底調査で発見。第二次世界大戦中に米軍が落としたものとみられ、爆薬量は推定で500kg。爆発の危険性は低いが、船が行き交う航路上だったため、爆破処理を決めた。
作業は7時、同隊の掃海艇「つきしま」が出動して始まった。隊員7人がゴムボートで約870m北東に機雷を移動させた後、数十kgの火薬と導火線をセット。遠隔操作で爆破スイッチを押した。衝撃音とともに一瞬、現場周辺の海面が盛り上がった後、高さ約80m、幅50mの黒い水柱が上がった。
また、同日午前に実施された神戸中央航路の航行禁止措置は解除された。
(2010年5月12日=神戸新聞