「East i」新青森に入線

12月の東北新幹線全線開業に向け、その終着駅となる新青森駅に13日9時49分、新幹線の検査車両「East i」(6両編成)が初めて乗り入れた。青森の夏を彩るねぶた祭りのお囃子が鳴り響く中、真新しいホームに紅白の車体が滑り込んでくると、市民や関係者から歓声が上がった。
鉄道・運輸機構によると、測定機器を積んだイースト・アイは入線・架線試験のため、同日2時13分、現在の東北新幹線の終点八戸駅の下り線ホームを出発。線路や架線が列車の走行に支障がないかなどを確認しながら、新青森駅まで約81kmの区間を7時間半かけて走った。
新たに投入されるE5系が2013年3月に320km/h運転を始めると、東京〜新青森間675kmが最短3時間5分程度で結ばれる。
(2010年4月13日=asahi.com