倉敷駅ビル、廃業へ

これは珍しいケース*1ですね。駅直結でも商売が成り立たないようでは、駅そのものに魅力がなくなっているということでしょう。

JR西日本は6日、連結子会社の倉敷ステーション開発を解散し、倉敷駅ビルの「ホテル倉敷」(133室)とショッピングセンターを今年末までに閉鎖すると発表した。同社が駅ビルの運営会社を清算するのは初めてで、橋上の駅機能(1〜2階)は残し、ビルの3階以上は撤去する。
駅ビル1〜4階のショッピングセンター「ルブラン」(テナント26店舗)は12月末、6〜8階の「ホテル倉敷」は11月末までに営業を終了する。
倉敷ステーションは昭和58年9月に開業。平成12年度までの売上高は約10億円で推移していたが、平成20年度には約6億円に落ち込み、同21年度は債務超過となり、経営改善の見通しが立たないと判断した。
平成20年末に倉敷市のテーマパーク「チボリ公園」が閉園して観光客が減少したことや競合ホテル、商業施設の進出による競争激化で廃止を決めた。
(2010年4月6日=MSN産経)

*1:電鉄魚津ステーションデパートが廃業した例があります。