通信ケーブルが絡む

経年劣化でもないとなると、施工不良でしょうか。

JR埼京線、山手線、湘南新宿ラインは23日19時18分ごろ、目白駅付近で停電が起き、全線で運転が止まった。山手線外回りは約2時間後、内回りは約3時間後に再開。22時44分に埼京線湘南新宿ラインも再開したが、60本が運休するなどして、約26万人の帰宅の足に影響した。
影響で列車3本が一時、駅間に止まり、約4,700人が車内に閉じこめられた。このうち目白駅付近に止まった埼京線下り列車の乗客約1,500人は、約2時間閉じこめられた後、線路づたいに駅まで歩いた。東京消防庁によると、乗客6人が体調不良を訴え、5人が病院に搬送されたが、いずれも軽症という。
JR東日本によると、同駅の山手線内回りの架線にパラボラアンテナのケーブル(長さ約50m、直径約1.5cm)が引っかかり、ショートしたらしい。アンテナは同社が昨年2月にホームに設置したものだった。「駅でもモバイル」を宣伝文句に同社が普及を進めている高速無線通信サービス「WiMAX」用という。
(2010年3月24日=asahi.com

部材の選択を誤ったようです。

JR目白駅付近で起きた架線トラブルで、JR東日本は24日、高速データ通信WiMAXのアンテナ用ケーブル設置の際に屋内用の樹脂製留め具を誤って屋外で使い、紫外線で劣化して破損したのが原因だったと発表した。
JR東日本によると、破損でケーブルが垂れ下がり、通過した埼京線の電車とぶつかって停電が発生。並走する山手線の架線に引っ掛かった。
ケーブルは関連会社の日本電設工業目白駅屋外の工事関係者用通路の手すりに設置し、昨年2月から使用していた。屋内用は白く屋外用は黒いが、間違えた理由は分からないという。
JR東日本は24日、管内の駅に設置されているケーブルの点検を始めており、同様のケーブルがあるほかの110駅を点検して同じミスが見つかれば屋外用に取り換える。
(2010年3月24日=東京新聞