富良野駅で衝突

28日21時40分頃、JR根室本線富良野駅構内で、滝川発新得行き快速列車(1両編成)と線路の除雪車が正面衝突した。JR北海道によると、列車の乗客12人と除雪車の乗員3人の計15人が市内の病院に運ばれた。乗員3人が重傷を負ったとの情報があるという。
富良野署の調べでは、現場は駅舎から滝川寄りに200〜300mの地点。富良野市の28日0時〜22時の積雪量は19cmで、23時現在の積雪量は60cm。この事故で普通列車2本が運休、2本が部分運休した。
(2009年12月28日=毎日jp

<2009年12月30日追記>
作業車は絶縁状態だったようですね。どちらかが思い違いをしているようです。

JR根室本線富良野駅構内で28日夜、快速列車と除雪車が衝突した事故で、負傷者は乗客9人と除雪車の乗員3人の計12人と判明した。いずれも軽傷。JR北海道の一條昌幸常務取締役は29日、記者会見で、「駅と除雪車の意思疎通に問題があった」と述べ、人為的ミスが事故原因との見解を示した。国土交通省北海道運輸局は同日、JR北海道に、「重大な人身事故を発生させたことは遺憾」との警告を発令し、再発防止策の徹底と報告を求めた。
JR北海道によると、事故は駅構内の2番線と3番線の分岐ポイント付近で発生した。2番線にいた除雪車が5番線の除雪に向かうため、ポイントを通過したところ異常音がしたため、停止。その後、前からきた快速列車とぶつかった。列車は40km/hで走っており、除雪車の約30m手前で非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。
富良野署によると、列車の運転士は「前方にライトが見えたが、同じ線路上とは思わなかった」と話しているという。
当時、ポイントは快速列車が構内に進入するため、3番線に連結していたが、除雪車の男性作業員(21歳)はJR北海道の聞き取りに対し、「駅からの指示でポイントに向かった」と証言した。一方、駅の男性担当者(22歳)の証言は作業員と食い違っているという。
JR北海道は、駅からの指示が誤ったか、作業員が聞き違えたことが事故の原因とみて、さらに社内調査を進める。
国交省運輸安全委員会鉄道事故調査官2人は29日、現地入りし、事故原因の究明に乗り出した。富良野署も同日、現場検証した。
事故の影響で28日に快速・普通列車4本が運休。29日も現場検証のため、17本が運休した。
(2009年12月30日=毎日jp

JR根室本線富良野駅構内で快速列車と線路の除雪車両が衝突、乗客ら12人が軽傷を負った事故で、道警は30日、被疑者不詳の業務上過失致傷容疑でJR北海道本社を家宅捜索した。
道警は運行日誌など関連資料を押収、関係者からの事情聴取と併せて事故の原因を調べる方針。
事故は28日夜に発生。滝川方面から富良野駅に向かって走行していた快速列車が、ホームの数百メートル手前で同じ線路上に止まっていた除雪車と衝突した。
JRによると、除雪車は駅構内で上り線の除雪作業後、別の線路を除雪するため移動中、ポイント部分で異常音がしたため作業員が確認し、除雪車に戻ったところで衝突した。作業は富良野駅除雪車側とが連絡をとりながら進めていたが、双方の証言が食い違っているという。
(2009年12月30日=北海道新聞