伊丹で許可なく滑走路横断

伊丹はB滑走路に降りると、駐機場に向かうためにA滑走路を横断する必要があります。

23日9時10分頃、伊丹空港で、仙台からB滑走路に着陸したばかりのJEX2200便(MD81型機、乗員乗客74人)が管制官の許可を得ないまま停止線を越えてA滑走路を横切ろうと進入し、A滑走路に着陸するため約4km手前を降下中だったJAC2400便(DHC8-Q400型機、乗員乗客52人)が着陸をやり直すトラブルがあった。
両機の乗員乗客に怪我人はなかった。
国土交通省によると、管制官はJEX機に対し、滑走路手前で待機するよう指示。しかし、これに対して、同機の副操縦士は「A滑走路横断」と応答して、滑走路に進入を始めたという。管制官が滑走路進入に気付いたため、JAC機に着陸やり直しを指示した。同機は約1分後に着陸する予定だった。
このトラブルで、運輸安全委員会は、事故につながりかねない重大インシデントにあたるとして、調査官3人を現地に派遣した。
(2009年7月23日=Yomiuri On Line)