高架橋の防護工が落下

人に当たらなくて何よりでした。

15日4時55分頃、佐世保市島地町で、松浦鉄道高架線路の防護用構造物(防護工)の鉄骨部材(長さ約6m、重さ約200kg)が約4m下の市道に落ちたと、通行人が110番通報した。けが人はなかった。
同社によると、防護工は以前運行していた国鉄が40〜50年前に設置。腐食が進んでいた。同社は普段、目視で随時安全を確認していたという。落下を受け、緊急に同種の防護工11カ所を点検したが問題はなかったとしている。
落下前に車が防護工に接触したとの情報があり、佐世保署は自然落下と衝突の衝撃の両面で調べている。落下しなかった防護工の一部に、こすったような跡があった。
同社が撤去するまで約一時間半、同署が市道の約30mを通行規制した。列車の運行に影響はなかった。現場の防護工は同日夜に撤去する予定。現場は市中心部の繁華街。
(2009年4月16日=長崎新聞