羽田で接触

誰も気付かなかったのでしょうか?

12日16時25分頃、羽田空港の誘導路で、地上走行していた那覇行き日本航空925便(B747-400型機、乗員乗客238人)の左主翼と、離陸待機のため停止していた伊丹行き全日空33便(B777-300型機、乗員乗客378人)の胴体後部が接触した。
両機の機長は接触に気付かず、そのまま相次いで離陸し、着陸後の点検で日航機は左主翼先端にあるライトのアクリル製カバーが壊れ、全日空機は胴体にへこみ(縦45cm、横30cm)があるのが見つかった。けが人はいなかった。国土交通省接触した原因を調べている。
(2008年6月12日=Yomiuri On Line)

国土交通省によると、離陸のため滑走路に入ろうと待機していた全日空機の後ろを、同じく離陸のため日航機が別の滑走路入り口を目指して通過した際、接触したとみられる。日航機の速度は、10〜20km/h程度だったと推定される。
互いに大型機。日航は「全日空機との間隔が狭いと感じたので、センターラインより右側を通った」と説明。全日空は「機長への聞き取り調査中」としているが、国交省によると「全日空機もやや前方に出て接触を回避しようとした」との情報もある。通過後は、互いに特に衝撃も感じなかったため、予定通りに相次いで離陸した。
大阪空港に到着した全日空機が、点検で尾部の下に45cm×30cmのへこみがあるのを発見。国土交通省を通じて日航側に連絡したところ、那覇に到着した日航機の左翼先端にあるライトのカバーが壊れており、左翼上部にこすった跡が見つかった。
(2008年6月13日=asahi.com

神業的な操縦を要求されるようです。(怖)

空港の構造上、全日空機が滑走路手前の停止線ぎりぎりで停止していても、背後を通る日航機との間隔は6mしかないことがわかった。
大型機同士が行き交う場合、停止位置が少しずれただけで接触の危険があることになる。冬柴国交相は13日の会見で「(正しく停止させるため)表示などの施設が必要かもしれない」と述べた。
国交省は「狭い場所を通る際には互いに相手の大きさや位置を考慮し、細心の注意を」と呼びかけている。777型は全長約74m、747型の全幅は約60m。
(2008年6月13日=asahi.com