ホームと反対側のドアを開ける(JR北海道)

車掌がドアを扱う場合は、基本動作を怠らなければ反対側のドアを開けることはありえないのですが、ワンマンの場合は、運転台に座ったままドアスイッチを扱えるようになっているので、うっかり事故の確率が高くなります。それにしても年間10件は、いただけません。

27日12時半頃、JR富良野線北美瑛駅で、富良野旭川行き普通列車(1両編成)の男性運転士(26歳)が誤ってホームと反対側のドアを開けた。当時、車両には30人の乗客が乗っていたが、転落したり、けがをした人はいなかった。運転士は見習い期間中で、横に指導員がついていたが間違いに気付かなかったという。
同社では今月に入り20日にJR室蘭本線本輪西駅で、26日にも同本線崎守駅で反対側のドアを開ける操作ミスが相次いでいる。今年度に起きた同様の操作ミスは計10件にもなり、うち6件は見習い運転士だったという。乗客が転落すれば大惨事につながりかねないだけに、同社広報室は「大変申し訳ない」と平謝りで、「見習い運転士の指導を徹底するとともに(ドアの)開閉スイッチの位置をなるべく離すなどの対策も考えていきたい」としている。
(2008年2月28日=毎日.jp)