F-2A操縦桿、折損

冷静沈着に帰投したパイロットに敬礼。

航空自衛隊三沢基地は21日、太平洋上で飛行訓練中の同基地第3航空団所属のF-2A支援戦闘機1機の操縦桿が折れるトラブルが発生し、同基地に緊急着陸したと発表した。航空自衛隊は三沢、松島、築城などの基地に配備された同型の75機について飛行を見合わせ、点検をしている。
同基地によると、操縦桿が折れたのは訓練中の同日9時20分。パイロットは操縦桿ではなく、「フォースセンサー」と呼ばれる長さ約5cmの棒状の装置を操作して機体を安定させ、9時50分頃、基地に着陸した。着陸後に機体を点検したところ、強化プラスチック製の操縦桿を固定する金属部分が破断しているのが見つかった。同基地が破断した原因を調べている。
(2008年1月21日=asahi.com