2.5GHz帯の免許、KDDIグループとWILLCOMに

総務省は21日、2009年に始まる次世代高速無線通信の免許をKDDIなどの事業グループとWILLCOMに交付した。同日午前、電波監理審議会にこの2陣営に免許を与える案を諮問し、即日で総務省案を認める答申を受け取った。2つの免許を4つの事業会社が競い合う激戦だったが、迅速なサービス展開を目指すKDDI陣営とWILLCOMに軍配が上がった。
次世代無線は屋外で電車や車で移動していてもパソコンなどの通信端末から高速インターネットに接続できる新しいサービス。当面はパソコンにカードを差し込む通信サービスになる見通しだが、将来は携帯端末などへの搭載も期待される。
(2007年12月21日=NIKKEI NET)