貨物列車が逆行−機関士居眠り−

「機関士としての自覚はどこへ行った」という話は置いておいて、この問題は技術的には解決済みなはず*1なのですが。それにしても、今頃、公表って・・・。

JR貨物東海支社は21日、東海道本線島田〜金谷間で今月8日2時5分頃、宇都宮貨物ターミナル発大阪貨物ターミナル行き下り貨物列車(27両編成)の男性機関士(53歳)が居眠りをしたため列車が坂で自然停車し、その後、約500m後退していたと発表した。
後退の途中で目覚めた機関士が列車を停車させて運転を再開したが、赤信号のため停車していた後続の寝台急行列車までは、約200mの距離まで迫っていたという。怪我人はなく、寝台急行列車に9分の遅れが出た。
(2007年8月22日=asahi.com

<2007年9月22日追記>
支障ないなら、乗せてやるべきじゃないかと思うのですが。

JR貨物東海支社は21日、機関士は精密検査の結果、軽度の睡眠時無呼吸症候群SAS)だったと発表した。
検査では機関士について、乗務に支障はないと診断したが、乗務には当面復帰させない方針。
(2007年9月22日=MSN-Mainichi)

*1:第6回鉄道電気テクニカルフォーラム受賞作品「後退防止用ATS装置の導入」(沢田宜己・方宏治・植谷信之)