北総鉄道累計5億人突破

5億人というとスゴイのですが、計画から18年遅れだったりします。計画の2.8倍かかったともいいますが・・・。

北総鉄道の利用者累計が2月末に5億人を突破したことがわかった。開業当初、約10年で達成する予定だったが沿線の千葉ニュータウン開発の遅れなどが響き28年目での達成になった。2006年度のニュータウンの土地分譲面積は事業開始以来最大を記録しており、同鉄道は今後は利用者の増加ペースも上向くと期待している。
同鉄道は1979年に開業。千葉ニュータウンの街開きなどに合わせて延伸するなど、ニュータウン内の輸送を運営の大きな柱としてきた。しかし用地買収の不調なども手伝って、計画人口が当初の34万人から15万人に縮小されるなどしたため利用も低迷。累積赤字は350億円にのぼる。
一方で2005年度ごろから、都心部の用地不足を背景に住宅開発が活発化。千葉ニュータウン中央などの駅前に大型ショッピングセンターがオープンするなどの影響で2006年度の利用者は前年比3.7%の伸びを記録。5億人突破となった。
同鉄道は「成田新高速鉄道などのプロジェクトもあり、今後利用は加速するはず。今までの分を取り戻したい」としている。
(2007年4月24日=NIKKEI NET)