京都市営地下鉄東西線延伸時期繰上げ

2ヶ月繰上げに単価低減(310億円/km→219億円/km)と随分、頑張ったようです。

桝本頼兼京都市長は18日の定例会見で、地下鉄東西線二条〜天神川間(2.4km)の延伸開業について、当初予定していた来年3月から約2カ月前倒し、1月に開業させる方針を明らかにした。工法の改善により工事のスピード化を図ったためで、今秋には開業日程を正式に決める。併せて、新設する駅の名称を「太秦天神川」(右京区)と「西大路御池」(中京区)に決定したと発表した。
二条〜天神川間の延伸で、東西線太秦天神川六地蔵間の全長17.5kmを約35分で結ぶ路線となる。太秦天神川駅近くでは京福電鉄の新駅も設置予定で、市西部の交通網が拡充する。
市は2002年11月に延伸工事を始めた。通常は線路がずれないように工事区間を分割しない軌道工事を3区間に分け、同時進行させてスピードアップを図った。夜間工事も行うことで、工期が約2カ月短縮できる見通しになった。
建設費は当初、約745億円を見込んでいた。しかし、トンネル掘削した土砂を再利用するなどして費用を削減したほか、物価上昇率や企業債利率が想定よりも低く推移したことから、220億円減の525億円になるという。
(2007年04月18日=京都新聞電子版)