東海道新幹線から飛び降り

24日21時20分頃、東海道新幹線の静岡〜掛川駅間を走行中の東京発新大阪行き「のぞみ155号」で、戸閉表示灯が消え、同電車は静岡県菊川市内で緊急停止した。運行に問題がないことが確認されたため、約25分後に運転を再開したが、22時頃、後続の東京発浜松行き「こだま601号」の運転士が、同市内の「牧の原トンネル」(全長2,917m)の下り線路内に人が倒れているのを発見した。
静岡県警菊川署が、トンネル内を調べたところ、線路脇で男性の遺体を発見。所持品から、のぞみ155号の指定席券が見つかった。JR東海が、のぞみ155号の6号車の非常用ドアコックが使用されていたことを確認しており、同署は走行中ののぞみ155号から飛び降りたとみて調べている。
この事故の影響は25日未明まで続き、東海道新幹線は、上下19本が途中駅などで停車。同日1時24分、運転を再開した。
(2007年3月25日=Yomiuri On Line)