鹿児島本線追突事故で運転士に有罪判決

信号機の内方、外方を間違えた上、多数の負傷者を出してしまったのですから、やむを得ないでしょうね。

鹿児島本線で2002年2月、イノシシに衝突して停止していた普通列車に快速列車が追突、両列車の乗員乗客129人が重軽傷を負った事故で、業務上過失往来危険と業務上過失傷害罪に問われた元運転士(52歳)の判決公判が25日、福岡地裁で開かれた。
裁判官は「運転士として基本的な注意義務に違反しており、過失は重大」と述べ、禁固2年6月、執行猶予5年(求刑=禁固2年6月)を言い渡した。
判決によると、村田被告は2002年2月22日、海老津〜教育大前駅間の下り線で、快速列車を運転中、先行の普通列車がイノシシに衝突して停止し、ATSが作動したため一時停止。その後、先の区間の状況(=進行)を示す中継信号を、形状が異なる手前の区間の主信号と誤信して運転を再開。15km/h以下で徐行運転するべきだったのに、50km/h以上に加速して先行列車に追突した。
(2006年8月25日=Yomiuri On Line)