またまた、JR北海道。車軸受けの過熱なら、かなりイヤな事故です。

本日(平成25年5月5日(日))、旭川6時45分発札幌行き特急スーパーカムイ
号の1号車床下から出火したトラブルにつきまして、概況は以下の通りです。
1.概況
平成25年5月5日(日)7時29分頃、函館線奈井江駅〜茶志内駅間を走行中の、
旭川6時45分発札幌行き特急スーパーカムイ6号の1号車(最後部車両)にて車内が
焦げ臭いとお客様から車掌に申告があり、茶志内駅に臨時停車して運転士が床下を点検し
たところ、1号車の前から2軸目進行右側の車軸軸受付近からの出火(約5〜10cmの炎)
を認め、直ちに車両に搭載している消火器により運転士が消火を行いました。
なお、ご乗車のお客様(60名)については、全員茶志内駅舎内へご移動いただき、その
後、タクシーによる代行輸送を実施しました。
その後、当該車両を上り線(滝川から岩見沢方面)の運転に支障のない美唄駅2番線へ移
動し、15時13分に運転を再開しました。このトラブルにより運休62本(特急32本、
快速エアポート14本、普通列車16本)が発生し、影響人員は約13,000名でした。
2.現地における調査により確認されたこと
茶志内駅で確認したところ、以下の事象が確認できました。
?車軸軸受の発熱
?軸バネ防雪カバーが溶けた跡
?軸バネ防振ゴムが焦げた跡
3.推定原因
車輪を取り付けた車軸が回転できるように支えている「車軸軸受」が何らかの原因によ
り発熱し、その熱により付近のゴム等から出火したものと思われますが、詳細については
現在も調査中です。
4.緊急措置
当該車両と同形式の全車の車軸軸受が発熱していないか、車軸軸受から油漏れがないか
どうかを確認し、異常がないことを確認して運転を再開しました。
なお、当該車両については、明日以降苗穂工場に入場させて部品を分解し、詳細調査を
行います。また今後、サーモラベル等による管理強化を予定しておりま
(2013年5月5日=JR北海道