25日午前5時20分頃、愛媛県伊予市双海町(ふたみちょう)のJR予讃線高野川―伊予上灘駅間で、松山発伊予長浜行き回送列車(1両)が、線路をふさいだ土砂に乗り上げ、前輪が脱線した。運転士にけがはなかった。JR四国によると、現場は単線で、線路脇の山肌が幅20メートル、高さ10メートルにわたって崩れ、土砂約500立方メートルが流入したという。

 この事故で、JR四国は同線伊予市伊予長浜駅間で始発から運転を見合わせ、バスで代行運転している。復旧の見通しは立っていない。国土交通省運輸安全委員会は現地に調査官を派遣する。

(2012年6月25日=YOMIURI ONLINE

<2012年7月1日追記>

6月25日(月)に予讃線 高野川駅〜伊予上灘駅間で発生しました土砂流入・列車脱線事故は仮復旧により、7月1日(日)の始発列車より運転を再開しました。
なお、伊予市駅伊予長浜駅間のバスによる代行輸送は6月30日(土)をもちまして終了させていただきました。
(2012年7月1日=JR四国