豊肥本線で保守用車が逸走、衝突

玉来〜豊後竹田間が3.1kmありますから、問題が発生したトンネルはこれでしょうか。

29日5時半ごろ、大分県竹田市のJR豊肥線豊後荻〜玉来駅間で、ブレーキが利かなくなった作業用車両が下り勾配の線路を無人の状態で約5km走り、豊後竹田駅で停車していた普通列車(2両編成・乗客3人)に追突して止まった。この間、遮断機が下りていない踏切3カ所を通過したが、車や人はおらず乗客を含めけが人はなかった。
JR九州大分支社によると、車両はトラックを線路と道路の両方を走れるように改造した「軌陸車」で、4tトラックほどの大きさ。トンネル内で検査作業に当たった後、安全装置が働き走れなくなったため、作業員5人が手で押し、1人が運転席のフットブレーキをかけながら移動させていたところ、急にブレーキが利かなくなり、10〜15km/hで走り続けたらしい。作業員は直後に飛び降りたという。
車両は普通列車と衝突し前部が破損した。県警とJR九州が原因を調べている。
(2012年5月29日=朝日新聞デジタル