佐渡で震度5強

8日21時1分ごろ、新潟県佐渡付近を震源とする強い地震があり、佐渡市で震度5強、石川県輪島市で震度4を観測したほか、東北から中部地方にかけて震度3〜1の揺れを感じた。気象庁によると、震源の深さは14km、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.7と推定される。なお、この地震による津波の心配はないという。
新潟県内では積雪が3m近くまで達しているところがあり、気象庁は揺れによる雪崩や落雪に注意するよう呼びかけている。同日21時現在、震度5強を観測した佐渡市相川の積雪は平年の3倍を上回る11cm。
気象庁によると、震源はM4〜5程度の地震が時々発生しているエリアの地殻内。付近には北米プレートとユーラシアプレートの境界があるとされる。同庁地震津波監視課の永井章課長は記者会見で「1週間程度、震度4から5弱くらいの余震に注意が必要。東日本大震災との直接の因果関係はわからない」と話した。
(2012年2月8日=毎日jp